パリのメトロ4号線、1.6kmの延伸部分が開業

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

カステックス首相は1月13日、パリのメトロ4号線の延伸部分の開通式に立ち会った。4号線は2013年にオードセーヌ県モンルージュ市まで伸びたが、この度はバニュー市までさらに延び、「Barbara」と「Lucie Aubrac-Bagneux」の2駅が整備された。1.6kmの延伸にかかった費用は4億600万ユーロで、イルドフランス地域圏(パリ首都圏)が60%、国が25.7%、オードセーヌ県が14.3%の割合で負担した。
4号線は、1日の利用客が70万人に上り、パリメトロの中では1号線に次ぐ第2位。パリ首都圏の公共交通を統括するIDFMでは、パリのメトロ網が新型コロナウイルス危機から完全回復するのは2024年と予測しており、4号線の延伸による利用客の増加見込み(3万7000人)の達成も2024年になるとみている。IDFMはまた、4号線に4億7200万ユーロを投資して、自動運転化を行う。最初の自動運転車両はこの夏にもお目見えし、2023年末に全車両の自動運転化を完了する計画。
パリメトロでは、今年4-6月には12号線がセーヌサンドニ県のオーベルビリエまで、2023年末には11号線がセーヌサンドニ県ロニーボワペリエ駅まで延伸される。2024年には14号線が、南でオルリーまで、北でサンドニプレイエルまでへ延伸される。