仏インフレ率、10月に2.6%

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16日発表のINSEE確報によると、10月のインフレ率は2.6%となった。前月の2.2%と比べて顕著に物価上昇が進行した。INSEEは速報値をそのまま確報とした。
10月の消費者物価指数は、前月比では0.4%の上昇を記録した。前月は0.2%の低下を記録していた。
10月には、エネルギー価格が前年同月比で20.2%の大幅上昇を記録(前月は14.9%上昇)、物価を押し上げた。サービス部門の価格は1.8%の上昇を記録した(前月は1.4%の上昇)。半面、製造業製品の価格は0.3%の上昇にとどまっている。
ルメール経済相は最近に、インフレ亢進により家計購買力が後退し、経済成長にマイナス影響を及ぼす可能性があると指摘。2022年末まで物価の高めの推移が続く可能性があると示唆していた。半面、パリ市場のCAC40指数は連日最高値を更新し、16日にも上昇を続けており、これは市場が金利上昇の展望を恐れていないことを示している。パリ株式市場に限らず、欧州の株式市場では軒並み上昇局面が続いている。