フランスの国旗、青色がマイナーチェンジ

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

フランスの国旗の色が変更されていたことが14日に報じられた。大統領府も報道内容を認めた。
フランスの国旗は青、白、赤の3色からなり、3色旗と呼ばれる。上記の順番で左より縦縞の形で3色が並んでいる。マクロン大統領は、この3色のうち青を、より深いウルトラマリン(群青色)に改めることを2020年7月13日付で決定したといい、現在では取り換えが完了しているが、これまでに気づいた人はなく、取り沙汰されることもなかった。
変更前の旗の青色は、ジスカールデスタン政権(1974-81年)の時に採用された。欧州建設が進められるのにあわせて、欧州共同体の旗と同じコバルトブルーが青色として採用された。マクロン大統領は、これをそれ以前の青色に戻すことを提案。政府部内でも賛否両論があったが、最終的に大統領の意向に即して色の変更が決まったという。
フランスの旗は青、白、赤の3色旗とする、との規定は憲法第2条に定められているが、細かい色調の指定は大統領の決定権に属するという。