ルノー、セビリア工場でも循環経済事業を計画

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

ルノーは11月5日、スペインのセビリア工場で「Refactory」という循環経済事業を展開する構想を発表した。Refactoryはすでに2020年中に仏フラン工場で導入されたコンセプトで、自動車のライフサイクルの各段階における潜在的価値を活用することを骨子としており、以下の4つの業務で構成される。
(1)Re-Trofit:中古車の整備。
(2)Re-Energy:バッテリーを電力貯蔵に再利用するための修理と、アプリケーションの開発。
(3)Re-Cycle:資源管理の最適化とE-TECH(電気自動車・ハイブリッド車)用トランスミッションの製造。
(4)Re-Start:循環経済に関する人材育成・R&Dセンター。
Refactoryは2022年から2024年にかけて段階的に開始し、最終的に5000平方メートルの施設が充てられる。まずRe-Trofitが稼働し、2025年までに年間当たり1万台以上の中古車と1000台のバッテリーを整備する能力を備える。
工場があるアンダルシア州のモレーノ首相はルノーのセビリア工場を訪れて、同社が欧州委員会の求める環境持続可能性と両立する事業の展開に努力していることを称賛し、投資支援などの形でバックアップすることを約束した。

lepetitjournal.com
pro.largus.fr