医師の予約仲介プラットフォームを運営する仏ドクトリブ（Doctolib）はこのほど、公立病院を対象とする「Doctolib Hopital」のサービスを開始した。
ドクトリブは以前から、AP-HP（パリ首都圏の公立病院の統括組織）やAP-HM（マルセイユ都市圏における同等の組織）などを顧客に、250の公立病院の予約受付・オンライン診療等のサービスを担っている。新サービスにおいては、入院時等のオンライン手続き、院内の患者の誘導のためのSMS配信、患者と医師の間のセキュリティの高いメッセンジャーサービス、かかりつけ医師への情報通知など、総合的な機能が提供される。
ドクトリブでは病院向け事業へ向こう5年間で1億5000万ユーロを投資して、100人の従業員を配置し、900病院を顧客とすることを目指す。料金は、中規模の病院の場合で年間5万ユーロ程度という。