ネット注文の食品受け取り、パリに無人店がオープン

デリポップ(Delipop)は10月5日、パリ16区のヴェルサイユ大通りに、ネット注文した食品の受け取りを自動ロッカーで行える無人の受け取りセンターをオープンした。注文した人が徒歩でこの受け取りセンターに行き、注文した食品(冷食も含む)を無人店舗内のロッカーを操作して受け取ることができる。仏食品小売大手のカルフールが来年6月末までの9ヶ月間、この店舗の利用でデリポップと独占契約を結んだ。この契約が完了した後は、複数の食品小売からの契約獲得を目指す。当面は22時までの営業だが、24時間営業も可能。デリポップではネット注文・商品引き渡しにかかるコストを削減するソリューションだとしている。同社はフランス人とポーランド人が共同で創業。共同創業者のフランス人はカルフールの電子商取引ロジスティックス部門で要職にあった。
商品受け取りの自動化技術はデリポップの株主でもあるRetail Roboticsが担当。今後、このセンターを利用することになる事業者はデリポップの集配所(パリ郊外のジェンヌビリエとロワシー)に注文品を届け、やはりデリポップの株主であるStar’s Service社がまとめて商品を市内の商品受け取りセンターに配達、これを利用者が取りに来るというシステムとなる。輸送を共有化することでコストが軽減され、配達回数の減少による汚染軽減の効果があるという。デリポップでは無人店を2022年には80カ所、2025年までに1000ヶ所開設する目標を掲げる。都市部での進出を優先するが、その後の農漁村部への進出にあたっては車で来る人への対応を想定する。