パリでこの秋に開かれる特別展

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仏日刊紙ルフィガロは6日付で、パリでこの秋に開かれる特別展の数々を紹介した。
このうち気になるのはジャクマールアンドレ美術館のボッティチェリの特別展で、工房の指導者としてのボッティチェリに焦点を当てて、傑作とその「派生品」(タピスリーなど)をあわせて展示している。9月10日から1月24日まで開催。ケブランリー・ジャックシラク美術館では、東洋の武道をテーマとする特別展が開催。日本の剣道や武士道、中国のカンフーなどの武道のイメージを、漫画など20世紀の大衆芸術に至るまで幅広く展示する。9月28日から1月15日まで開催。また、改装工事中のグランパレを代替する仮設グランパレ(エッフェル塔そばに設置)では、ドイツの現代画家アンゼルム・キーファーの特別展が12月から1月にかけて開催される。
このほか、2020年に物故のクリストが企画した凱旋門の梱包が9月18日に完成する。10月3日まで梱包された状態の凱旋門を見ることができる。クリストは1962年以来、凱旋門の梱包構想を温めていたが、2018年にようやく許可が出された。実現は死後となった。梱包作業の最終段階は13日から17日にかけて行われる。