感染状況が改善:「衛生パス」反対デモは規模縮小

新型コロナウイルスの感染状況が足元で改善を見せている。26日時点での発表によると、1週間で感染は15%以上の減少を記録し、再生産率は1を割り込んだ。感染は縮小に向かったが、これが医療機関における状況の改善をもたらすまでには3週間程度が必要であるため、医療機関では厳しい状況が相変わらず続いている。集中治療室の新規入院患者数は1日平均で177人に上り、1日当たりの死亡者数も104人に達している。
ただし、今後の状況の推移は予断を許さない。夏休み明けで人々の活動が再び活発化するに伴って、感染が再拡大に転じる可能性も残る。特に、ワクチン接種の対象とならない小学生において、学校の授業開始に伴い感染が広がる可能性があり、パスツール研究所の予測によると、9月には新規感染者の半数が12才未満になるという。子供を起点に、ワクチン接種をしていない大人に感染が広がる恐れがある。なお、最近に医学誌ランセットに発表された論文によると、デルタ株の感染者は入院に至る確率は、アルファ株の2倍に上るといい、危険度がより高い可能性が指摘されている。
これとは別に、28日の土曜日にも、7週連続で「衛生パス」反対派がデモを行った。参加者数は全国218ヵ所で合計16万人となり、前月の17万5000人を下回り、3週連続で後退した。ピークを迎えた8月7日には23万7000人が参加していた。