CNES、宇宙ベンチャー支援プログラムを開始

CNES(フランス航空宇宙センター)は、独ミュンヘン大学との協力により、宇宙ベンチャー支援プログラム「スペース・ファウンダーズ」を開始した。フランスの5社を含む合計10社を支援対象に選んだ。有識者100人程度のメンター団が支援に当たり、CNESは技術力を提供する。
選定された企業のうち、Zephaltoは、成層圏気球を用いた宇宙観光の開発に取り組んでいる。Interstellar Labは、環境統御型の農耕モジュールを開発しており、2025年までに月面基地にモジュールを設置することを目指している。Share My Spaceはスペースデブリ問題のソリューション開発に取り組んでいる。
2010年から2019年にかけて、世界の宇宙ベンチャー向け投資は年間5億ドルから45億ドルへと増加したが、欧州企業向けの投資はそのうち5%に満たない。CNESは、欧州の投資家からの投資を呼び込むことを目的に、このプログラムを開始した。起業段階から成長段階に差し掛かったベンチャー企業を支援の対象に据えて、資金の調達に加えて、事業機会と顧客の獲得という面からサポートを与える。
コンサル会社のEuroconsultによると、地球観測の商用サービスおよびデータに限っても、その世界市場の規模は、2019年の46億ユーロに対して、2029年には80億ユーロに達することが見込まれる。