「衛生パス」法案の反対デモ、全国で16万人が参加

新型コロナウイルス危機に伴う追加の制限措置に反対するデモが24日に再び行われた。全国の160ヵ所で行われ、合計で16万人余りが参加した。先週のデモと比べて5万人近く増加した。
デルタ株の感染拡大を踏まえて政府が導入を決めた追加措置は、「衛生パス」の提示を一部施設の利用や長距離の公共交通機関の利用に当たり義務付けるという趣旨で、8月初旬の施行を目指して国会審議が進められている。反対派はこれを、自由の侵害であるとか、不当な差別であるなどと主張して非難している。
パリ市内では、極右政党「愛国党」のフィリポ党首などの呼びかけにより、トロカデロ広場で集会が開かれたほか、別の呼びかけで2件のデモが行われた。市内の抗議行動の参加者数は1万1000人で、こちらは先週より7000人減少している。参加者は様々で、極右系の勢力に加えて「黄色蛍光ベスト」派などが多い。参加者らは主に、新型コロナウイルス感染症は重大な疾患ではなく、急ごしらえのワクチンは長期的な見地から安全性が保障されていない、と主張しており、ワクチン接種の「強制は行き過ぎた措置だ」と批判している。
パリ市内のデモでは、シャンゼリゼ周辺(8区)や9区で治安部隊とデモ隊の衝突が発生。リヨン市などでも衝突があった。