夏季バーゲンセール、出足は振るわず

今年の夏季バーゲンセールは6月30日に始まり、1週間が経過した。期待されたほどの成果は今のところ実現していない。
店舗の営業は5月19日まで禁止されていた。再開から1週間の客足は前年同期比で50-60%の増加を記録しており、店舗側はバーゲンセールにも販売増を期待していた。しかし、業界団体PROCOSの集計によれば、バーゲンセールの1週目の客足は、前年同期に比べて30%増と、増えてはいるものの、営業再開時の増加に比べると小幅となった。売上高の点でも、最初の1週間の増収率(前年の1週目と比較)は16.7%で、2019年と比較すると11%増と、増えてはいるが爆発的な回復というにはほど遠い。長い間抑え込まれてきた消費が反動で大きく増えるという流れにはならなかった。
製品により販売の動向にはかなりの違いがある。バーゲンセールが店舗の資金繰りに直結する衣料と靴では売れ行きが冴えず、衣料では2019年比で12%減、靴では9.6%減を記録している。逆に、インテリア用品は24%の増加を記録。外出制限中にインテリア志向が高まったことが影響していると考えられる。また、個人商店はチェーン店に比べて苦戦が目立ち、商店主の連合組織SDIによれば、販売は前年比で10-15%の後退を記録しているという。