カンヌ国際映画祭が開幕、2年ぶりの開催に

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第74回カンヌ国際映画祭が7月6日に開幕した。新型コロナウイルス危機の影響を受けて、同映画祭は2020年に中止された。通常の開催は5月だが、今年は7月に延期しての再開となった。赤いカーペットの上でスター達がフラッシュを浴びる姿が映画祭の名物だが、今年は写真撮影の時を除いてマスク着用が義務付けられている。
映画祭の責任者を務めるフレモー氏は、黒人のスパイク・リー監督が審査委員長に就任することについて、カンヌ及び他の主要映画祭で初めてのことであり、カンヌ映画祭のダイバーシティへの取り組みをさらに前進させるものと述べた。リー監督は2020年に審査委員長を務めるはずだったが、中止を経て今年に委員長を務めた。フレモー氏によると、制限措置の影響で、映画祭を報道するジャーナリストは例年よりも30-35%減少した。また映画祭目当ての観光客も、2019年の4万人に対して、今年は2万8000-9000人にとどまる見込み。