夏季休暇の開始に合わせて陸と空でスト

7月3-4日の週末には、夏季休暇に向かう第一陣が大移動を開始するが、これに合わせて仏国鉄SNCFとパリの主要空港を運営する仏ADPがストを予定している。
SNCFでは、給与への不満に加え、地方ローカル線の自由化及びその後の従業員の待遇への懸念が高まっていることを背景に、労組がストを呼びかけ。最大労組のCGTは7月1日に全国規模のストを、CGTを除く3労組は3-4日に格安高速鉄道Ouigoのストを呼びかけた。一方SNCFは6月30日に、スト参加者が少ない見込みであり7月1日の運行はほぼ正常通りとなる、との観測を示した。また3-4日のストについても、Ouigoのダイヤ見直しを行い、旅客輸送には何ら支障が起きないと発表した。SNCFは6月30日に労組と協議を行い、労組側によると、車掌に430ユーロ、移動しないポストにつく従業員に370ユーロの手当支給を提案した。これを通じて、ストが回避される可能性もある。
ADPでは、シャルルドゴール空港とオルリー空港の労組が7月1日-5日にストを呼びかけた。こちらは、人員削減と雇用契約の見直し提案に対する抗議がストの背景にある。労組側は、雇用契約の見直しが、賃金引き下げと労働条件の悪化を招くと主張している。なお人員削減は希望者を募る形で実施され、すでに900人が退職しており、年内にさらに250人が退職する予定。なお、1日午前時点では、シャルルドゴール空港でターミナルへのアクセスを妨害するなどの抗議活動が展開されたが、大きな問題は発生していないという。