2021年の仏経済成長率、6%に=INSEE予測

INSEEは1日、2021年のマクロ経済予測を公表した。2021年通年の経済成長率を6%へと上方修正した。
4-6月期には、制限措置の緩和が進むにつれて、経済活動が顕著な回復を示している。INSEEはこれを踏まえて、4-6月期の経済成長率予測を前の期比0.7%に維持。次いで7-9月期には3.4%と大幅な回復を示し、10-12月期にも0.7%の成長が続くと予想した。これだと、2021年末時点でフランス経済は危機前の水準に復帰することになる。
政府は2021年の経済成長率を「5%以上」と予測しているが、INSEEはさらに強気の予測を採用した。デルタ株の感染拡大に伴う影響が懸念材料だが、INSEEは、制限措置が導入されるとしても、その影響は過去の制限措置ほどは大きくならないと予想している。
経済成長の原動力になるのが個人消費で、営業が再開されたすべての部門で家計の支出は拡大している。政府の支援措置により、危機の期間中を通じて家計の購買力(インフレ率による補正後)は維持されており、2020年にも0.4%の増加を記録している。2021年には1.8%の増加を記録する見込みで、危機で跳ね上がった貯蓄性向も15.6%程度にまで低下する。その分、個人消費が押し上げられることになる。なお、INSEEは通年のインフレ率を1.5%と予測している。
個人消費支出は危機前より1%高い水準まで上昇する。企業設備投資も同程度の水準に達する。半面、外需はわずかながらGDP成長率へのマイナス貢献が続くという。