TF1とLeboncoin、視聴データ活用テレビ広告で協業

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州デジタル情報

仏民放大手TF1はこのほど、個人間の売買仲介サイト大手のLeboncoinと提携契約を結んだ。視聴データ活用テレビ広告配信事業で協業する。
視聴データを活用して、主に居住地域に応じて特定の視聴者に向けて広告を配信するサービスは、フランスでは昨年8月の法令施行により可能になった。今回の提携は、Leboncoinが取引先の広告主に対して視聴データ活用テレビ広告の出稿を売り込み、TF1に事業機会をもたらすという形で進められる。TF1は傘下のテレビ局の広告枠を提供する。10月より18ヵ月間の期限で独占契約を結び、事業の手応えを探る。収入は両社の間で分配される。
Leboncoinは収入の16%を広告で達成しており(1-3月期実績)、特に地域レベルの広報活動を必要とする広告主とのつながりが強い。TF1は、視聴データ活用広告の新事業において、地域性の強い広告を取り込むという、従来はアクセスできなかった市場に食い込むことを望んでいる。具体的には、2000ユーロからの料金で広告キャンペーンを手配。テレビ広告には不慣れな広告主をサポートするため、1200ユーロからの料金で制作の支援も行う。Leboncoinのサイト内広告とのカップリングも提供する。
TF1はこれまで、60件程度の視聴データ活用テレビ広告のキャンペーンの契約を獲得し、うち30件程度を既に実行した。この種の広告は、技術的な制約もあり、通信事業者経由のIPTVの加入者を対象として配信される。事業者と契約を結ぶことが前提となり、データの使用を承諾した加入者にしか配信は認められない。TF1はオレンジと契約済みで、ブイグ・テレコムとの契約は今夏から適用可能になる。フリー及びSFRとは交渉中で、年内の開始を目指す。