Aircall、1億2000万ドルを調達

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート欧州デジタル情報

クラウド電話サービスを中小企業向けに提供する仏Aircallはこのほど、1億2000万ドルの資金調達を完了した。ゴールドマンサックスが手配し、既存の株主らも参加した。同社がこれまでに調達した額は、今回を含めて2億2600万ドルに上り、評価額も10億ドルを超えた。
Aircallはクラウドベースでデジタル交換機のサービスを提供。料金は1端末につき月額30-50ユーロで、ユーザーはそれぞれ、パソコンや手持ちのスマホで会社の電話回線を利用することができる。通話のアーカイブ化や、通話履歴のある番号を自動的に担当者につなぐといった追加機能が充実しており、中小・中堅企業向けに能率向上のツールとして売り込んでいる。リモート就労との親和力も高く、外出制限中には需要が大きく伸びた。
今年度の年商は1億ドル近くに上る見込みで、これは80%の増収となる。収入の85%はフランス国外で達成しており、米国が最大市場となっている。最近ではオーストラリアにも進出した。調達した資金は、国際進出の強化や、翻訳ツールの開発などのサービス強化に充当する。次のステージは上場になるが、同社は米国での上場を希望しているという。