2021年6月22日 編集後記

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サッカーの欧州選手権でフランスとハンガリーの対戦をテレビで観戦したら、なんとスタジアムがほぼ満員である。プスカシュ・アレーナは欧州選手権のために新たに建設された美しいスタジアムだが、それを5万5000人以上の観客が満たし、両国の代表チームに熱心な声援を送った。ゴールに歓喜するスタジアムというものを久しく見なかっただけに、新鮮な印象を受け、一瞬嬉しかったことは事実だが、あれれ、コロナ対策はどこに行ったの? 試合を中継したフランスのテレビ局によれば、ハンガリー当局はワクチン接種率の高さを根拠にスタジアムの入場制限を適用していないそうで、無観客試合もあった先ごろの全仏テニスなどと対照的なこの光景にはそんな事情があったのか、と納得。そういえば、ハンガリーはなにかと独自路線を取るのが好きで、欧州の鬼っ子扱いされているが、コロナ対策でもロシアや中国からワクチンを輸入し、接種を進めてきた。接種率が欧州諸国中でも突出して高いということを喧伝する意味も込めて、このような対応を選択した模様。ただし、インド型変異株(筆者は残念ながらギリシャ語を知らないので、申し訳ないが「デルタ型」という新名称はピンとこない)の感染拡大が危惧される中で、観戦の規模のみを無防備に拡大していいのか。。。ロシア製はともかく中国製ワクチンが果たして変異株に効果があるのか。。。フランスから駆けつけたと思しき多数の応援団がフランスに変異株を持ち帰らないだろうか。。。など不安は尽きない。 復帰したベンゼマがいっこうに得点できないのも心配といえば心配だが、それどころではないのである。