仏エファージュ、国内最高の木造タワーマンションの引き渡しを開始

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仏建設大手エファージュュは6月17日、不動産開発子会社のエファージュ・イモビリエを通じて、ボルドー市に落成したタワーマンション「Hyperion」の引き渡しを開始したと発表した。このタワーマンションは全高50メートル(17階)で、戸数は100戸。地上から3階部分と基礎部分はコンクリート製で、それより上は地元のヌーベルアキテーヌ地域圏で産出の木材が使われている。
公的機関のBordeaux Euratlantiqueが2015年に、国内の木造建築部門の育成を目的に、国内で最も高い木造建築物の建設を目指すプロジェクトを募集し、エファージュのこのプロジェクトと、Kaufman & Broad(不動産開発)のプロジェクトの2件が選定されていた。エファージュが一足先に建物を完成させた。なお、欧州で最も高い木造建築物は、オーストリアの「Ho Hoウィーンタワー」で、その高さは84メートルに達する。