左派勢力がデモ、LFIのメランション候補が小麦粉で攻撃受ける

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

12日に全国で左派勢力によるデモが行われた。マクロン政権による「自由への侵害」への抗議と、極右勢力の台頭の脅威を訴える名目で行われた。参加者数はパリで9000人(主催者側発表で7万人)と振るわなかった。
パリでのデモには、左派政党「不服従のフランス(LFI)」から大統領選挙に立候補するメランション下院議員が参加した。デモ出発前に報道陣の取材に答えている際に、メランション氏に小麦粉が浴びせかけられるという事件があった。犯人の若者は「国家主権派」を名乗り、誰でもよかったが「抗議」の念を表明するためにやったなどと現場で言明した。犯人はその後に勾留された。
この前日にも、地域圏議会選に与党LREMから立候補のドリュジー元環境相がナント市内で小麦粉による攻撃を受ける事件が発生している。大統領平手打ち事件に続いて、社会における緊張の高まりを象徴する事案が相次いでいる。