ペリエ、エナジードリンク市場に参入

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スパークリングウォーターの仏ペリエ(スイスのネスレ子会社)は今春にエナジードリンクの新商品「ペリエ・エナージャイズ(Perrier Energize)」を発売する。100%オーガニックを売り物に、エナジードリンク市場に参入する。
ペリエの新製品は、グレープフルーツ、グレナデン、マンダリンオレンジの3フレーバーで、イェルバ・マテを配合。タウリンなど批判の声もある成分は使わず、100%オーガニックを打ち出して差別化を図る。成分の90%超を水分とし、「一杯のコーヒーと同じ効果に、さわやかさと香りを加えた」飲料を目指した。
市場調査会社ユーロモニターによると、エナジードリンクの世界市場は410億ユーロの規模に上り、2017年以降で年間14%の成長を遂げている。2025年まででも40%を超える成長を記録する見通しで、まだ伸び代は大きい。レッドブル(30%)やモンスター(18%)などトップ集団は「人工派」で、自然派がどの程度食い込めるかが注目される。ペリエは販売目標等については明らかにしていない。