Malt、8000万ユーロを調達

自営業者の仲介プラットフォームを運営する仏Maltはこのほど、8000万ユーロの資金調達を完了した。ゴールドマンサックス傘下の投資ファンドと仏ユーラゼオが出資した。新たな国への進出、既存事業(フランス、ドイツ、スペイン)の強化、サービス開発への投資に充当する。
Maltは、ミッションのため特定の能力を探す企業と自営業者の間の橋渡しをするプラットフォームを運営、25万人に上る自営業者の登録を得ている。2020年の取引実績は1億ユーロ。同社によると、登録する自営業者の半数は技術系の人材で、企業が必要とする専門分野の高い能力を持つフリーランスを集めている。外国の低コストの下請け斡旋ではなく、質の高い能力の提供を売り物に、パリ株式市場CAC40指数の構成企業の85%を顧客として得ている。Maltは料金徴収を代行し、5日間という短期間で報酬の立て替え払いに応じる。手数料率は15%に設定されている。
ローランド・ベルガーの調査によると、欧州では自営業者の事業規模が年間3550億ユーロに上り、うち420億ユーロがフランスとなっている。フランスの自営業者数は350万人に上るが、この中には、Maltが扱っていない職人等も多く含まれる。Maltは、2024年に年間取引実績10億ユーロの達成を目標に掲げる。