アフリカ:欧州連合、ワクチン生産支援に10億ユーロ

欧州連合(EU)はアフリカでのワクチン生産を加速させるために10億ユーロを拠出する。フォンデアライエン欧州委員長が5月21日のグローバル・ヘルス・サミット開催後に発表した。
この資金は、アフリカ大陸におけるワクチン生産能力を増強するために必要なインフラと設備への投資をはじめ、人材育成やサプライチェーンの管理に充てられる。アフリカにおけるワクチン生産の拠点立ち上げに必要な規制枠組みの整備も支援する。
アフリカはワクチンの99%を輸入に依存しており、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種キャンペーン実施にも困難が生じている。フォンデアライエン委員長は、こうした状況は変わらなければならないと断言し、EU予算から10億ユーロを拠出すると約束。加盟国複数がイニシアチブへの参加を表明していると明らかにした。また、mRNAワクチンの技術をアフリカにもたらすことに貢献したいとも述べた。
アフリカでは少なくとも470万人が新型コロナウイルス感染症に感染し、12万7923人が死亡した。世界保健機関(WHO)によると、これまでに世界中で12億回分のワクチンが接種されたが、アフリカを中心とする低所得国には全体の0.3%程度しか供給されていない。
Agence Ecofin 2021年5月22日