ルーブル美術館の館長にデカール氏、初の女性館長に

大統領府は26日、ルーブル美術館の館長にローランス・デカール氏(54)を指名したと発表した。マルティネーズ館長(57)の後任として、9月1日付で就任する。任期は5年間。ルーブル美術館の館長に女性が就任するのはこれが初めて。
デカール氏は2017年以来、オルセー・オランジュリー美術館の館長を務めている。同氏は評価の高いキュレーターで、19世紀から20世紀の初頭にかけての美術を専門とする。1994年より2007年までオルセー美術館でキュレーターを務め、その後、ルーブル美術館をはじめとする国立美術館が出資する公社組織フランス・ミュゼオムで、ルーブル美術館アブダビ分館のプロジェクトなどを手掛けた。2014年にオランジュリー美術館の館長に就任。オランジュリーとオルセーの一体運用が決まり、2017年から現職にある。
ルーブルのマルティネーズ現館長は3期目を目指して積極的なキャンペーンを展開していたが、「フランスを知性の点で再武装する」ために自らが最適任だなどと述べて、大統領府の不興を買っていたといわれる。デカール氏は、ビザンツ美術のセクションの新設や、訪問客の流れを最適化する設計上の工夫などを提案。一時取り沙汰された「モナ・リザ」の貸出には強く反対する意向を表明している。