2021年5月25日 編集後記

投稿日: カテゴリー: アライグマ編集長の日々雑感

米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンにほかのワクチン以上の重大な副反応がある、と警告するキャンペーンがネット上で展開されている。このキャンペーンへの参加を要請されて断ったインフルエンサー数人が、これが科学的根拠のない誹謗・中傷であり、ファイザー製ワクチンに対する不信感を醸成するための意図的情報操作だと思われることを証言している。それでなくとも新型コロナウイルスやワクチンについては、実に様々な情報が飛び交っており、素人が真偽を判断することは難しい。筆者自身、ファイザー製ワクチンの第一回接種を受けて、第二回接種を待っている状況であり、陰謀論などを簡単に信じやすい純真で素直な性格だけに、信頼度の高い報道でこれがデマであることを知っていなかったら、かなり動揺したかもしれない。このキャンペーンの動機や目的はいまのところ不明であり、競合するワクチンのメーカーや生産 国の仕業との見方もあるが、明確な証拠はない。それにしても、健康問題に関する情報操作は生死に関わる危険な結果を招きかねないだけに、罪が重い。