ワクチン接種キャンペーンが加速、31日より成人全開放に

カステックス首相は20日、ワクチン接種会場を訪問した機会に、ワクチン接種キャンペーンの加速を予告した。5月31日(月)より、条件を設けずに18才以上の全成人を接種対象者とすると発表した。これまでの予定は6月15日だったが、2週間前倒しで拡大する。また、リスクの高い職業の就労者については、一足先に24日(月)より、ワクチン接種を開始する。そのための予約受付は21日より開始する。この対象となる有資格者は700万人程度に相当する。31日以降に予約が殺到する可能性があることを踏まえて、1週間の優先期間を設けることにした。
初回接種済みの人の数は、20日夜時点で2200万人に達した。政府は、6月15日時点で3000万人の達成を目標に掲げており、その達成に向けて加速を決めた。20日の1日間の接種数は67万2000回と過去最高を記録。1日平均で50万回のペースで接種を続ければ、1回目1000万人、2回目500万人を1ヵ月間で達成できる。6月には3200万回分が入荷する予定で(5月は1600万回)、加速の余地は十分にある。
国内の感染状況は目立って改善している。1日平均の新規感染者数は1万3676人となり、ピーク時の4月14日の4万2225人に比べて大きく減った。人口10万人当たりの1日平均の新規感染者数も、全国平均で124.9となり、ピーク時の366.5に比べて減った。最も高いセーヌ・サンドニ県で218.4と、一時は700を大きく超えていたのと比べると改善した。中学・高校の登校再開に伴う感染状況悪化は観測されていないが、専門家らは、19日のテラス席や劇場等の再開の影響がどの程度になるかを注視している。