Acheel、2900万ユーロを調達

仏Acheel(インシュアテック)はこのほど、2900万ユーロの資金調達を完了した。大物実業家のグザビエ・ニエル氏(通信フリーの創設者)、Serena Capital、Portag3 Venturesから調達した。ニエル氏は20%株主となった。
Acheelは2020年に発足。ニエル氏は、創業者であるリュイミ氏(保険業界出身)とデフォセ氏(デジタル業界出身)の2人の間の橋渡しをして、起業の産婆役を果たした。Acheelは、住宅保険と医療・ペット保険から事業を開始したが、年内には、自動車・オートバイ保険、保証保険の提供開始を計画している。完全オンラインで保険商品を提供する競合の多く(Leocare、Lovys、Lukoなど)が保険仲立業であるのに対して、Acheelは自ら保険会社としての免許を取得。保険会社の免許を取得しているのは、業界ではほかに法人向けの団体保険を提供するAlanを数えるのみで、Acheelは、一般向け保険の分野での免許取得は35年ぶりだと胸を張る。オンラインの新規参入事業者として、保険料と契約内容が完全に明瞭であることを売り物とし、さらに、デジタル技術を活用したデータ分析を通じて顧客の利益となる安価な商品開発を目指す。同社は向こう2年間で10万人の顧客数の達成を目標に設定。従業員数(現在は25人)は年内に3倍に増やす予定。