PACA地域圏選挙:共和党ミュズリエ候補のリストにLREMが合流

注目の南仏プロバンス・アルプ・コートダジュール(PACA)地域圏議会選挙で、共和党(保守野党)のミュズリエ候補(現職議長)は12日、候補リストを正式に提出した。14日に記者会見を開いてその顔ぶれを公表した。
同地域圏では、ミュズリエ議長と政府与党のLREMの候補者リストの統合が一旦発表され、これが特に共和党内で物議を醸した。共和党内には、マクロン大統領のLREMに足元を掘り崩され、政権交代を狙う野党としての足場が失われ、党の存続さえ危うくなるという危機感があり、ミュズリエ議長に対しては強い批判が集中した。結局、LREMの現職閣僚と国会議員を迎え入れないと議長が約束することで、共和党は議長の公認を維持することを決定。ミュズリエ議長はこれに沿った候補リストを策定した。
LREMの候補リストを率いる予定だったクリュゼル身障者閣外相は、紆余曲折を経て、自らの出馬の断念に応じた。ミュズリエ議長は、共和党所属の3人の国会議員を候補リストから外す一方で、LREM(と与党勢力のMODEM、Agir)から出馬する予定だった15人の候補をリスト内に取り込んだ。135人の全候補のうち1割強を与党勢力が占める計算になる。
記者会見の際には、共和党の狭隘な対応を批判して離党を宣言した地元の有力政治家であるファルコ、エストロジの両氏も同席。ミュズリエ議長は、幅広い勢力の結集を実現したリストであると強調した。他方、最大のライバルとなる極右RNの候補リスト(筆頭候補マリアニ氏)は、11日に発表された2件の世論調査で、第1回投票においてトップ、決選投票でも勝利するとの結果が得られており、共和党の混乱がRNにとって追い風になっている感もある。