仏広告収入、1-3月期にわずかに回復

業界団体による定例調査BUMPによると、仏広告収入は1-3月期に30億2000万ユーロとなり、前年同期比で0.9%の増加を記録した。2019年同期比では8.1%の減少に相当する。
デジタル広告が回復の牽引力となった。その収入は15億ユーロに上り、前年同期比では9%増、2019年同期比でも5.1%増を記録した。歴史的な5媒体(新聞雑誌、ラジオ、テレビ、映画館、屋外広告)は前年同期比で6%減と後退が続いた。新型コロナウイルス危機の影響が、営業禁止の映画館と、屋外広告で特に顕著だった。それ以外では、テレビが前年同期比0.9%増の7億4700万ユーロと、比較的に回復が順調だった。ラジオは前年同期比で10.8%の大幅増を記録、収入は1億1700万ユーロと、ほぼ危機前の水準に復帰した。半面、新聞雑誌は3.9%減の3億100万ユーロに後退。2019年同期比では実に15.2%の後退となった。全国紙で苦戦が目立ったが、デジタル事業はむしろ好調だった。
BUMPの予想によると、2021年通年の広告収入は、前年比で11.9%の増加を記録する見込み。同収入は2020年には12.3%減少していた。デジタル広告は2021年通年で11.5%増を記録し、5大媒体は8.9%増、それ以外は13.7%増をそれぞれ記録するという。