PACA地域圏議会選挙:LREMのクリュゼル候補が立候補を維持、混乱続く

南仏プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏(PACA)での選挙協力を巡る混乱が長引いている。17日(月)の候補リストの正式提出までもつれる可能性がある。
同地域圏では、極右RNに対抗する目的で、政府与党のLREMと保守野党の共和党の間で選挙協力が行われると2日に発表された。カステックス首相が同日に、クリュゼル身障者閣外相が率いる予定だった同地域圏のLREMの候補リストが取り下げられると発表し、共和党の候補リストを率いるミュズリエ現議長もこれを歓迎したが、共和党はLREMによる切り崩し工作とみてこれに猛反発した。紛糾の末に、現職閣僚と国会議員を候補リストに受け入れないとの条件をミュズリエ議長が承諾し、共和党は議長の公認を維持することで、一応の解決を見ていた。この後、LREMとの接近を後押ししていたファルコ(トゥーロン市市長)とエストロジ(ニース市市長)は相次いで離党を発表し、共和党内の亀裂が深いことが露呈していた。その一方で、LREMから立候補する予定だったクリュゼル身障者閣外相は7日に、LREMの候補リストは維持されるし、自らも立候補すると言明。2日時点の首相の発表を打ち消した。閣外相の発言は、共和党のミュズリエ議長がまとめる候補リストにLREMの候補を幅広く受け入れさせるための圧力だとする見方もあるが、LREM内部でも、共和党との協力を巡る足並みの乱れがあることをうかがわせるものであり、混乱した印象は拭えない。