フランス国内の感染状況が改善

アタル政府報道官は5日、1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が全国で400を下回ったと発表した。この400という数字は、マクロン大統領が、次の制限緩和に進む上での条件として設定していたもので、19日(水)のテラス席解禁等の実現に向けた障害が取り除かれた。
全国平均では223.9人となった。3月31日時点では411.2人となっており、制限措置の導入が成果を挙げた格好になった。感染状況が特に厳しかったパリ首都圏でも、セーヌ・サンドニ県で389.4人と、3月31日時点の831.8人から大幅に減少した。
このほか、5日の入院者数は2万7686人で前日より741人減、集中治療室の入院患者も102人減の5402人となった。ワクチン接種済みの人の数は、1回目接種が1647万369人、2回目接種が730万6862人となり、1回目接種者は成人人口比で25%にまで達した。
足元で改善がみられているとはいえ、人口10万人当たりの新規感染者数が400人近くという数字は、それ自体としてかなり高い。この指標は特に、検査実施数が減れば低下するという性質もあり、専門家らは警戒を緩めていない。制限措置の緩和が始まったことで、感染状況が悪化に転じる恐れも残る。