仏経済成長率、1-3月期に0.4%(前の期比)

4月30日発表のINSEE統計によると、フランスの経済成長率は1-3月期に前の期比で0.4%となった。プラス成長は確保したものの、前の期の1.4%と比べて成長の勢いは目立って減速した。危機直前の2019年10-12月期と比較すると、4.4%の後退を記録しており、危機前の水準への回復には遠く及ばない状態にある。
1-3月期には、個人消費支出が前の期比(以下同じ)で0.3%増を記録。政府消費支出も0.5%増を記録した。固定資本形成は2.2%増を記録。これは企業設備投資が堅調であることを示唆している。輸入は0.1%減を記録したが、輸出は1.5%減と、後退幅はさらに大きい。経済成長率への貢献度を見ると、内需(在庫変動除く)が0.9ポイントのプラス貢献を果たしたが、外需は0.4ポイントのマイナス貢献となった。在庫変動はゼロ貢献だった。
フランス経済は2020年には8.2%のマイナス成長を記録していた。2021年には、あとの9ヵ月間がゼロ成長になったと仮定した場合で、通年成長率は4.1%に上ることが見込まれる。
なお、ユーロ圏全体の経済成長率は、1-3月期にマイナス0.6%となった。前の期のマイナス0.7%に続いて、2四半期連続でのマイナス成長となった。前年同期比では1.8%の後退となった。1-3月期に後退幅が最大だったのがポルトガルでマイナス3.3%を記録。ドイツもマイナス1.7%を記録し、ユーロ圏全体の成長率を押し下げる要因となった。