アフリカ:欧州投資銀、グリーン投資に3億4000万ユーロ

欧州投資銀行(EIB)は4月23日、欧州連合(EU)議長国ポルトガルとEU・アフリカ・フォーラムを共催した機会に、アフリカのグリーン・プロジェクト向けに総額3億4000万ユーロを供与すると発表した。同フォーラムは1ヶ月前に始まった一連の会議「グリーン・トークス」を締めくくるもので、グテーレス国連事務総長、フォンデアライエン欧州委員会委員長、ホイヤーEIB総裁、アデシナ・アフリカ開発銀行(AfDB)総裁らが参加した。
EIBが拠出する3億4000万ユーロのうち、3億ユーロはギニアの送電網敷設プロジェクトに振り向けられる。これはランサン(Linsan)とフォミ(Fomi)を結ぶ全長1000km超の送電線を建設するプロジェクトで、西アフリカ電力プール(WAPP)の枠内でマリとの相互接続を可能にするために必要不可欠とされる。スアピティ水力発電ダムで生産される電力をギニアおよびマリなどの周辺国に供給し、化石燃料への依存度を削減してエネルギーミックスのバランスを改善することが可能になる。
残りの4000万ユーロは、マラウイの水分野のプロジェクト(4000万ユーロ規模)、チャドとコモロ諸島のオフグリッド電力供給システムの開発(総額1000万ユーロ規模)の支援に充てられる。後者は仏InnoVentによるプロジェクトで、同社はモロッコ、南アフリカ、セネガル、ベナンを含む10ヵ国程度にすでに進出済み。
EIBでは、融資に占めるグリーン投資の比率を現在の35%から2025年には50%に引き上げる方針を強調し、融資対象となるプロジェクトは全て、気候変動対策に関するパリ協定の目標を遵守したものでなければならないとしている。例えば、新たな空港建設プロジェクトはもはや支援対象とはならないが、既存インフラのエネルギー効率改善工事は支援対象となる。
Jeune Afrique 2021年4月23日