コロナ危機の中で増える摂食障害、若年層に高いリスク

ルモンド紙は4月28日付で掲載した記事の中で、新型コロナウイルス危機の中で若年層を中心に摂食障害が増えていると報じた。
ルモンド紙の取材によると、摂食障害の外来がある病院ではどこでも、平年に比べて30%程度の患者数の増加を記録している。電話相談窓口でも2020年に30%の通話増を記録した。パリ市内のサンタンヌ病院(精神科)の摂食障害部門では、特に17-30才の層で症状の深刻化が見受けられると説明している。
新型コロナウイルス危機の下で生活条件が変わったことの影響が特に大きいと考えられる。危機の影響で雇用を失ったり、学校の授業がリモート化される中で、生活上の目安が失われ、過食や拒食に陥るケースが多い。学生にせよ、不安定な就労者にせよ、先行き懸念を強めた若い世代の人々の精神衛生状況は悪化しており、摂食障害も一連の精神障害の一つと位置付けられる。イルドフランス地域圏(パリ首都圏)の衛生当局は、4月半ばの時点で67万ユーロの追加予算を計上し、摂食障害の外来がある9病院における受け入れ体制を強化したが、サンタンヌ病院では、一つ病床が空くごとに緊急の入院を必要とする待機患者が5、6人という状況が続いており、一層の増強が必要だと説明している。