サバイバル派による少女誘拐事件:少女は無事保護、母親は逮捕

ボージュ県内で13日、8才の少女が3人組の男に誘拐される事件が発生した。警察は15日までに容疑者4人(23才から60才までのいずれも男性)を逮捕、「サバイバル派」のグループが母親の依頼を受けて行った犯行と考えられる。少女と母親は18日に、スイス国内で潜伏中のところを発見され、母親は逮捕された。
事件は13日午後に発生。少女は、裁判所の決定を受けて、母方の祖母の元に預けられており、28才の母親は、月に2回、第三者の立ち合いの下で面会することを許されているのみだった。裁判所は、子供の前で自殺願望を口にしたことなどを材料にこの決定を下したとされている。3人組の実行犯は、児童保護組織を名乗り、母親との面会に連れてゆくと偽って子供を連れ出して逃走。祖母が不審に思って児童保護組織に連絡したところ虚偽であることがわかり、警察に通報した。警察は公開捜査で目撃者の証言を集め、情報機関DGSIがマークしていたサバイバル派のグループが関与した疑いを強め、一連の逮捕に踏み切った。
サバイバル派は、文明世界の崩壊が近いと考えて自立して生活できる蓄えとスキルを身に付けようとする一派で、陰謀論や極右勢力との親和性が強いことで知られる。容疑者らは警察の事情聴取に対して、母親の依頼を受けて実行したことを認めている。逮捕された容疑者の自宅からは、爆発物の製造の材料とみられる物質なども発見されたといい、テロ事件の担当部署による捜査も別途進められている。