大統領選支持率調査:極右RNのマリーヌ・ルペン党首に追い風

日曜紙JDDは11日付で、2022年の大統領選挙の候補者別の支持率調査の結果を報じた。極右RNのマリーヌ・ルペン党首の健闘が目立つ結果となった。この調査は、JDDなどの依頼で、IFOPが1730人の仏国民を対象に2日から8日にかけて行った。
候補者はまだ出揃っていないが、この調査では、10通りの組み合わせを設定して、誰に投票するかを尋ねた。いずれの組み合わせでも、決選投票に進出できる首位と2位はマクロン大統領とルペン党首の2人で動かなかった。前回大統領選と同じ顔触れになる。のみならず、ルペン党首は6つの組み合わせで第1回投票をトップで折り返すという結果になり、マクロン大統領がトップになるのは1つの組み合わせに過ぎなかった(残り3つは両者が同率)。得票率では、ルペン党首が組み合わせにより25-27%、マクロン大統領が23-28%だった。両者以外の候補はいずれも振るわなかった。出馬が確定している左翼政党「不服従のフランス(LFI)」のメランション下院議員は11-13.5%に留まる。保守陣営では、先に出馬表明をしたベルトラン・オードフランス地域圏議長が組み合わせにより16-20%で最も高い。環境政党EELVでは、ジャド欧州議員が最大9%で最も高い。左派では、パリのイダルゴ市長(社会党)が最大10%だが、いずれの候補も低めの支持に留まる。
決選投票における支持率は、マクロン大統領が54%、ルペン党首が46%となり、マクロン大統領の優位は動かない。前月に行われたIFOPによる別調査と比べると、両者の差は2ポイント広がった。ただし、極右候補が決選投票でこれだけの得票率を挙げるとすれば、それは前例のない事態になる(2017年の前回大統領選では、ルペン党首の得票率は30%強)。