政府、ワクチン接種を加速:55才以上が無条件で対象に

ベラン保健相は11日付の日曜紙JDDとのインタビューの中で、ワクチン接種を加速すると予告した。55才以上の全員を対象にした接種を12日より開始するとした。
現在は、条件なしでワクチンの接種を受けられるのは70才以上の人に限られ、それより年齢層が低い人は、健康上のリスクが高い人か、医療関係者など職業上のリスクが高い人に限られている。4月16日からは、60才以上の人が無条件でワクチン接種を受けられることになっていたが、それに加えて、55才以上の人も無条件での接種の対象に加えられる。保健相は具体的に、ファイザー又はモデルナのワクチン接種を60才以上の人に提供し、55-60才の人は、アストラゼネカか、初回引き渡しが前倒しで数日中になされる予定のジョンソンエンドジョンソンのワクチンの接種を提供すると説明した。
保健相はまた、2回目接種までの間隔を、mRNAワクチン(ファイザー又はモデルナ)について、これまでの28日間から42日間に延長すると予告。14日からこの延長を適用し、ワクチン接種を一段と加速すると説明した。延長により有効性が減じる懸念はなく、近隣諸国でも既に行われているところだとも説明した。mRNAワクチンについては、必要に応じて、1回目と2回目に別のワクチンを用いることも場合により認めて、柔軟性を持たせることで、キャンペーンをさらに加速するとも述べた。アストラゼネカのワクチンの接種対象から55才未満の人が除外されたことで、1回目接種を終えた60万人の2回目接種のめどが立たなくなった問題については、mRNAワクチンを2回目接種に用いると予告した。
感染状況については、1日の新規感染者数が4万人程度で安定化したと指摘。3月20日に制限措置を導入した地域では、より明確な効果が見受けられると指摘し、国民に対して、感染状況を改善に導くため、努力を続けるよう求めた。
これと並行して、12日より、自己検査キットの薬局での販売が開始される。価格は6ユーロで、5個セットで販売される。高齢者と接触がある職業の者(ホームヘルパー、医療補助員)以外は健保払い戻しの対象とはならない。政府が教育機関向けなどに買い上げているため、一般向けは品薄が続くと予想される。