リモート授業、初日は総崩れ

政府が決めた新型コロナウイルス対策の強化により、6日(火)から9日(金)までは、小中高校がすべてリモート授業となった。翌2週は全国一律の春休みとなり、その次の週に、小学校の登校授業が再開される予定となっている(中高はその翌週に再開予定)。リモート初日となった6日には、専用サービスの不具合が続発して、授業に大幅な支障が出た。予想通りのぐだぐだな展開となった。
学校教育に用いられるオンラインツールには数系統がある。教育省が準備している「マクラスアラメゾン(家で教室)」では、教育省によれば、8-10時にDDOS攻撃を受けて、接続に支障が出た。ただ、混雑が予想される中で、悪意ある攻撃への対策も含めて、十分な規模のサーバーが確保されていたかなど、対応には疑念も残る。各地域圏が主体となって提供している中高向けのENT(デジタルワークスペース)でも、一部の地域圏(パリ首都圏、グランテスト、オードフランス、オクシタニーなど)を中心に、接続不可の状態が午後まで続いた。ブランケル教育相は、ホスティング業者であるOVHクラウドの技術的問題を指摘、OVHクラウド側では、サービスエディターの「オープンデジタルエデュケーション」社の対応に問題があると主張している。
マイクロソフト「Teams」のような大手のサービスを使用する私立学校の教員や生徒には格別の支障はなく、官製サービスの失点が目立った事件となった。保険にプリントは必ず配っておけというのが事件の教訓であろうか。