上下院で制限措置強化の審議、野党側は投票参加を拒否

マクロン大統領が3月31日に発表した制限措置の強化について、4月1日に上下院で審議が行われた。厳しいやり取りがある場面も見られた。
カステックス首相はこの機会に、新たな措置の詳細について説明。公道における飲酒を禁止する、高等教育機関の入学試験は予定通り実施する、学校閉鎖に伴い給食が停止することで打撃を受ける低所得者層向けに援助を行う、などの点を確認した。
野党側は、拘束力のない決議を伴うだけの国会審議には意味がないとし、政府が独断でことを進めて、民主主義を踏みにじっていると主張。政府の新型コロナウイルス対策が後手に回り、今後の展望も不確かなままだなどとする政府批判が相次いで展開された。これに対して、カステックス首相は、定期的に意見に耳を傾けているのに、出てくるのは制限を緩和しろという声ばかりだったと反論。それなのに制限措置の強化を決めたら、今度は遅すぎる決定だと文句を言うのは何事かと強い調子で批判に応酬する場面もあった。野党側の多くは投票への参加をボイコットし、審議後の投票では、与党側の賛成多数で政府案が承認された。