大麻樹脂密輸の大物、ドバイで逮捕か

報道によると、大麻樹脂の密輸の大物として知られるムフィド・ブシビ容疑者が21日、アラブ首長国連邦ドバイで逮捕された。25日の時点でフランス警察はこの報道内容をまだ認めていないが、複数の筋が、ドバイの警察により逮捕されたと確認している。片腕であるハリド・Lと共に逮捕されたという。
ブシビ容疑者は41才で、1980年にパリ郊外オルセー市(エソンヌ県)で生まれた。アルジェリア系とも、モロッコ系ともいわれ、年間に40トン程度の大麻樹脂をフランスに輸入する手配をしているとみられている。10年ほど前から国外で逃亡生活を続けており、2015年には欠席裁判で禁固20年の有罪判決を受けている。警察は同容疑者を、「トップ25」の重要容疑者と位置づけ、その行方を追っていた。
ドバイは長らく、犯罪者の間で安全な逃亡先という「評判」を博していたが、最近にも、ブシビ容疑者と関係があった密売人のハキム・バルブー容疑者が逮捕されており、安全な場所ではなくなってきたようにみえる。これは、アラブ首長国連邦とフランスの警察の間の協力が改善されたことを示唆している。なお、ブシビ容疑者は、麻薬捜査担当の主任を務めていたフランソワ・ティエリー容疑者の麻薬密売グループとの癒着事件にも関連していた疑いがあり、逮捕によりこちらの事件の捜査が進む可能性もある。