ラデファンス地区の新たな高層ビル「ラ・トリニテ」

パリ副都心ラデファンス地区内に、新たな高層ビル「ラ・トリニテ」がほぼ完成した。不動産大手ユニバイユ・ロダムコが開発、設計はジャンリュック・クロション氏が率いる建築事務所のクロ&Co.が担当した。
ラ・トリニテは、ラデファンス地区を代表する建物であるCNITと、アレバ・ビルがある隣接地区の間に建設された。2つの地区は地下を通過する道路により隔てられており、道路の上に構築されたコンクリート地盤の上にビルは建設された。支えているのが車線の間に設けられた壁面という特殊性から、高さは150メートル(33階)に制限されているが、コンクリート地盤土地に特有の隔絶的な空間構成に風穴を開け、下方の道路との連絡性を高め、地区内の分離された場所を結びつけるような都市空間の構築を志向し、緑地整備などを一体的に進めた。建物は、不揃いの3つの部分を組み合わせたような特徴的な形状をしており(トリニテは「三位一体」の意)、外側から見えるエレベーターをはじめとして、外部へと開かれた建物となることを目指した。各階には緑を配した80平方メートルの屋外空間が設けられ、窓の開閉を可能にした点も新しい。