ブルターニュ地方で仏国内初のコロナ新変異種が確認、検査で検出されにくい種

フランス国内で新型コロナウイルスの新変異種が確認された。ブルターニュ地方における集団感染において確認された。国内で発生の新変異種が確認されるのはフランスではこれが初めて。3月16日に概要が報告された。
新変異種は、コートダルモール県ラニオン市の医療機関内で3週間前に発生したクラスターで検出された。数十人が新型コロナウイルス感染症の症状を訴えたが、そのうちの一部の患者はPCR検査で陰性を示したため、詳しく分析をした結果、新変異種が確認された。合計で79人が詳しい分析の対象となったが、うち8人について、新変異種の感染であったことが判明。うち、当初のPCR検査で陽性となったのは1人のみで、残りの7人は追加検査により判明した。
新変異種は、南アの変異種が属する「20C」と呼ばれるタイプに属する。鼻腔中のウイルス濃度が低いことに特徴があり、鼻ぬぐい棒による検査では検出されにくい。ウイルス濃度は肺で特に高く、喀痰検査など、検体の採取方法を工夫する必要があるという。感染した8人は全員が死亡したが、いずれも健康上のリスクが高い高齢者であり、新変異種の致死率の高さについては判断する材料が今のところないという。ブルターニュ地方では、16日に行われたPCR検査における陽性例について、すべてのゲノム解析を実施し、新変異種がどの程度検出されるかを調べることになっている。その結果は翌週に判明する。