仏政府、新型身分証の発行を開始

政府は3月15日に、新型の身分証明証(フランス国民に発給されるもの)の発行を開始した。オワーズ県など一部の県で先行導入した。8月2日付で全国的に切り替えがなされ、新規発行と更新を通じて順次、新型に切り替えが進められる。
新型の身分証は、現行のものと比べて小ぶりで、クレジットカードと同じサイズになる。偽造防止の工夫が随所になされており、ICチップを搭載し、生体認証情報(指紋、顔写真)が格納される点が新しい。ICパスポートに導入済みの技術が身分証にも追加される。指紋のデータがサーバーに登録されることを望まない人は、削除を求めることができる。身分証の取得は従来通りに任意で、手続きも従来と変わらない。期限は10年間で、従来の15年より短くなる。
政府は新身分証を、欧州連合(EU)共通の身分証仕様にあわせる形で切り替えた。EUが定めた切り替えの期限は8月2日であり、フランスでは最終期限で導入されることになる。