ステファン・クルビ氏、ラデュレ買収で独占交渉開始

マカロンで知られるパティスリー「ラデュレ」の買収に向けて、実業家のステファン・クルビ氏が率いるLOVグループが独占交渉を開始した。
ラデュレは1862年の創業。現在はオルデール一族(ベーカリーチェーン「ポール」など保有)が所有している。世界22ヵ国に107店舗を展開するが、新型コロナウイルス危機の打撃は大きく、報道によれば、2020年には売上高が66%減の5000万ユーロに後退し、1000万ユーロ程度の損失を出したという。
クルビ氏はテレビ業界の出身で、2007年に個人ホールディングのLOVグループを立ち上げた。テレビ番組制作事業(Banijay)のほかに、オンライン賭博(Betclic)、高級ホテル事業(LOVホテルコレクション)を展開。高級ホテル事業では、高級ブランド大手LVMHの17%出資を得て、「Airelles」名義で国内に5軒のホテル(うち2軒は最高級「パラス」認定)を展開し、現在はベルサイユ宮殿敷地内に6軒目のホテルを開く準備を進めている。ラデュレを傘下に加えれば、ホテル事業とのシナジー効果も追求できる。