パリ北郊サントゥアン市に新病院、レンゾ・ピアノ氏が設計

パリ首都圏の公立病院が作るAP-HPは3月5日、パリ市の北に接するサントゥアン市内に建設する新たな病院の建築プランを決定した。イタリアの大物建築家レンゾ・ピアノ氏が仏ジェローム・ブリュネ氏と共に提出したプランが、国際コンペを経て選定された。
新たな病院は、サントゥアン市内にある自動車大手PSA(現ステランティス)の工場跡に整備される。全体で4万平方メートルほどの縦長の用地に、延べ面積14万平方メートルの5階建ての建物が建設される。屋上に緑地を整備し、側面に位置する3角形の土地にも緑地を整備して、密度の高い周辺の都市空間に開かれた病院となることを目指す。もう一方の側面は線路が境界線となるが、これをまたいだ向こう側もひとつながりの施設として整備され(建築プランは未定)、全体として病院と医科大学が入居する。
投資額は10億ユーロを予定する。この年末に土地が引き渡され、除染を経て2024年頃に工事が開始される見通し。2028年の開所を予定する。新病院は、パリ18区にあるビシャ病院と、パリとサントゥアンの両市に接するクリシー市のボージョン病院の移転先となり、両病院は移転を経てひとまず閉鎖される予定。