アフリカ:中国によるエネルギー部門への融資は減少。米欧は中国の影響力増大を懸念

サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、中国は2020年にアフリカのエネルギー開発プロジェクトに総額31億ドルを投じた。これは2008年以降で最低の数字だが、それでも中国の外国エネルギー部門へのファイナンスの3分の2を占める。これらの資金は主として融資の形で拠出され、総額31億ドルのうち25億ドルがナイジェリアのAKKガスパイプライン建設向けに中国輸出入銀行(EXIMBANK)により融資された。中国開発銀行(CDB)やEXIMBANKはこのほかに、コートジボワールとルワンダの水力発電プロジェクト(2億8600万ドルと2億1400万ドル)、レソトの太陽エネルギー発電プロジェクト(7000万ドル)に資金を拠出した。これらの融資は一帯一路イニシアチブの枠内での支援として実施された。
米欧はアフリカにおける中国の影響力の増大を懸念しており、特に、ナイジェリアをはじめ多くのアフリカ諸国がインフラ整備の資金を中国に依存している現状が指摘されている。ナイジェリアでは二国間融資に占める中国融資の割合は80%、金額にして2兆5540億ドル(2019年3月時点)に達している。なお、中国による外国エネルギー部門への資金投入は世界全域では2019年の81億ドルから2020年には46億ドルまで減少した。
Agence Ecofin 2021年2月28日