仏政府、新型コロナウイルスのワクチン接種を加速

仏政府は新型コロナウイルスのワクチン接種キャンペーンの加速に取り組んでいる。ワクチン入荷が大きく増えて、接種を加速することが可能になる。
これまでは、ワクチンの製造遅れの問題から入荷が滞る場面があった。2月末まででは合計で700万回分が供給されたが、3月だけでそれを上回る1000万回分近くが供給される予定となっている。4月にはこれが1400万回分に引き上げられ、さらに、今月中の認可が予定されているジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチン270万回分がこれに加わる見通し。結果として、4月に入ると1週間に400万回分の入荷がある予定で、接種を急がないと在庫が積み上がることになってしまう。
政府は、3月末までに1回目接種が終わった人の数を900万人にまで増やすことを目標に設定。現在、ワクチン接種は、75才以上の高齢者(希望者全員)を対象に主に特設接種所(ファイザー、モデルナ社製)にてなされており、50-74才の層では、健康上のリスクがある人を対象に、病院や開業医等を通じて接種がなされている。後者ではアストラゼネカ社製のワクチンが主に用いられるが、これまでは65才以上はアストラゼネカのワクチンを接種しない規定になっていたことから、この層の接種が遅れている。政府は年齢制限をとりあえず74才まで引き上げる方針で、その後、年齢制限が全廃される可能性もあるという。接種の加速を図るために、今後、薬局の薬剤師などを含めて医療関係者に幅広く接種を行う権限が付与される予定。