仏実業家ベルナール・アルノー氏、独ビルケンシュトックを買収

健康サンダルで有名な独ビルケンシュトックが、仏実業家ベルナール・アルノー氏(高級ブランド大手LVMHのCEO)の傘下に入ることが決まった。2月26日に発表された。
ビルケンシュトックは1774年創業の老舗で、人間工学に即した形状のソールを採用したサンダルで知られる。元来は無骨なデザインで、ドイツらしいクラフトメイドの製品として支持されていたが、近年では、環境配慮と自然派のアピールを保ちつつ、ファッション性も重視した製品に幅を広げ、化粧品などの多角化にも成功。2019年9月期には、2400万足を販売し、7億2150万ユーロの売上高に対して、1億2900万ユーロの純利益を達成していた。
創業一族による経営を続けてきたが、後継者問題もあり、買収者を探していた。アルノー氏は、個人ホールディングのフィナンシエール・アガッシュと、アガッシュ及びLVMHが出資する投資ファンドのL Cattertonを通じて、ビルケンシュトックの過半数株式を取得することで合意した。アナリストらによると、ビルケンシュトックの評価額は40億ユーロ強に上るという。アルノー氏は、ビルケンシュトックが大きな成長のポテンシャルを実現できるよう支援する、とコメントした。