ラポスト、郵便事業が大幅後退

ラポスト(郵便)が2020年業績を発表した。新型コロナウイルス危機で郵便事業に大きな影響が出た。
ラポストは2020年に21億ユーロの純益を達成。前年の8億2200万ユーロの純益と比べて増益を達成した。ただしこれは、買収したCNP(生保)の完全連結に由来しており、これがなかったら18億ユーロと過去最大の純損失を記録したはずだった。
郵便事業では16億通の取扱量の減少を記録。このところは年間7-8%の減少が続いていたが、2020年には18.1%減と、新型コロナウイルス危機の影響で大幅に後退した。小包事業では、配達需要を追い風に取扱量が38%増加したものの、郵便事業の後退を埋め合わせるには至らなかった。収入に占める郵便事業の割合は18.7%まで後退、1990年代にはこの割合は70%に上っていたが、昔日の感がある。ラポストは郵便事業のインフラ(仕分けソフトウェア)に係り9億ユーロの減損処理を実施した。
バールCEOは、一連の多角化事業を強化する方針を確認。また、郵便ユニバーサルサービスの維持に関する補償額の引き上げを求めて、国との間で交渉を進めていることも確認した。