ワイン・スピリッツの輸出、2020年に大幅減

ワイン・スピリッツの輸出業者が作る団体FEVSが11日に発表した業界統計によると、アルコール飲料の輸出額は2020年に121億ユーロとなり、前年比で13.9%の大幅減を記録した。アルコール飲料の貿易収支は110億ユーロの輸出超過となり、アルコール飲料は部門別の貿易収支において黒字額第2位の地位を保った。
2019年には、コニャック、シャンパン、ワインとも過去最高記録を塗り替える活況だったが、1年間で風向きはがらりと変わった。ただし、2019年10月の時点で、トランプ米政権によるフランス製ワインへの追加関税が導入されており、FEVSは2020年初頭の時点で、先行きに懸念を示していた。さらに、その後の新型コロナウイルス危機が大きく影響した。全体として、後退分は、アジア、欧州、米国がほぼ3分の1ずつとなり、世界的な規模で需要が後退した。
シャンパンを含むスパークリングワインの輸出は20%減の24億6000万ユーロに後退。コニャックも21%減の27億3000万ユーロに低迷した。ワインの輸出は7.1%減の54億ユーロとなった。トランプ米政権はこの1月から、コニャックを含む蒸留酒にも追加関税の適用を拡大しており、これが追い打ちをかけることが懸念されている。