仏LVMH、「バンドーム」の名称使用についてバンドーム市と契約

仏高級ブランド大手LVMHは、ロワールエシェール県バンドーム市(人口1万7000人)から、「バンドーム」の地名を高級宝飾品のために独占的に使用する権利を1万ユーロで取得した。同市市議会が賛成多数で承認した。
パリの「バンドーム」広場は2世紀に渡り、高級宝飾品の店舗が軒を並べる中心地となっている。LVMHはわずか1万ユーロで、その「バンドーム」の名前を使用する権利を獲得したことになる。バンドーム市との契約は、LVMH傘下のルイヴィトンが昨年9月に、同市市内の修道院を修復して皮革製品の製造拠点としたことがきっかけとなっている。ルイヴィトンはさらに、同市郊外に2番目の拠点開設の工事を進めており、合わせて500人の雇用創出が見込まれる。
大手企業に名前を売るのかといった批判の声も上がっているが、バンドーム市のブリヤール市長は、豚肉加工品や化粧品などにバンドームの名前が用いられているケースが既にあり、バンドーム市の許可を得ずに利用がなされていると説明。バンドーム市の発展のために投資する企業から、余分に1万ユーロの収入を得ただけだとも説明した。